【新千歳空港】悪天候で118便欠航！1600人超が一夜を過ごした状況と最新情報

北海道の新千歳空港では、2月11日に発生した強風と降雪の影響で118便が欠航しました。

この影響で、およそ1650人が空港に足止めされ、ターミナルビル内で一夜を過ごす事態となりました。

航空各社は12日から通常運航を予定していますが、便の多くが満席となっており、一部では臨時便の運航も決定しています。

この記事では、今回の欠航の詳細、空港の対応、今後の運航状況について詳しく解説します。

新千歳空港で発生した大規模欠航の概要

2月11日、北海道の新千歳空港では強風と降雪の影響により118便が欠航し、約1650人の乗客が空港で一夜を過ごしました。

この事態は、午後から天候が急激に悪化したことで発生し、国内線・国際線ともに多くの便が影響を受けました。

欠航した便の振り替え手続きのため、航空会社のカウンターには長蛇の列ができ、混乱が広がりました。

欠航した便数と影響を受けた乗客数

北海道エアポートによると、欠航したのは羽田空港や関西空港などを結ぶ国内線および国際線の合計118便。

その結果、乗る予定だった乗客が空港に足止めされ、最終的に約1650人が宿泊施設を確保できず空港内で夜を明かす事態となりました。

この影響で、2月12日以降の便も予約が埋まりやすくなり、移動手段の確保が難しくなっています。

悪天候による視界不良が原因

11日午後、新千歳空港周辺では強風と雪が一時的に激しくなり、視界が著しく低下しました。

北海道エアポートの発表によると、視界不良の状態が約3時間続き、多くの便が安全のため欠航を余儀なくされました。

特に離着陸のタイミングで視界が確保できない場合、航空会社側が運航を見合わせることが一般的です。

足止めされた乗客の状況と空港の対応

突発的な欠航により、宿泊先を確保できなかった乗客が空港内で夜を明かすことになりました。

空港側は利用者の安全確保のため、ターミナルビルを夜間開放し、最低限の対応を行いました。

一方で、周辺のホテルはすぐに満室となり、移動手段も限られていたため、多くの乗客が空港での宿泊を余儀なくされました。

1650人がターミナルビルで一夜を過ごす

ターミナル内では、床にマットを敷いて仮眠をとる乗客の姿が見られました。

家族旅行で訪れていた30代の女性は「代替便が取れず、仕方なく空港で過ごすことにしました。仕事にも影響が出そうで心配です」と話していました。

また、別の乗客は「ホテルはすでに満室で、札幌市内に泊まるにはコストがかかるため空港を選んだ」と語りました。

配布されたマットや宿泊施設の状況

空港側は足止めされた乗客のために、簡易マットを配布し、ターミナルの一部エリアを開放しました。

しかし、空調や設備の関係で快適とは言い難い環境だったとの声もありました。

一方、空港周辺のホテルはすぐに予約で埋まり、札幌市内の宿泊施設も価格が高騰していたため、多くの人が宿泊を断念しました。

代替手段はある？現在の運航状況と今後の見通し

航空各社は12日以降の通常運航を目指していますが、多くの便が満席で予約が難しい状況です。

そのため、一部の航空会社では臨時便の運航を決定し、乗客の対応を進めています。

12日の運航状況と臨時便の追加

航空会社によると、12日の便はおおむね通常通り運航予定ですが、新千歳発の便はほぼ満席です。

スカイマークは臨時便3便、全日空は臨時便2便を追加運航することを発表しました。

新幹線や他の交通手段を利用する人も

飛行機での移動が困難なため、新幹線を利用して帰宅する乗客も増えています。

ある乗客は「飛行機では本州に戻るのが最短で土曜日になってしまうので、新幹線で帰ることにしました」と話していました。

今後の天気と再発防止策は？

北海道の気象状況と今後の予報

札幌管区気象台によると、今回の大雪は日本海側からの雪雲の影響とされています。

今後数日は天候が安定すると予想されていますが、北海道の冬は気象条件が急変しやすいため、引き続き注意が必要です。

航空会社の対応と利用者ができる対策

航空会社は、今後同様の事態が発生した場合に備え、欠航時の迅速な対応策を検討しています。

利用者としては、天候による影響を事前にチェックし、柔軟な旅程を組むことが重要です。

【まとめ】新千歳空港の欠航と今後の対応について

今回の悪天候による欠航は、多くの乗客に影響を与えました。

空港側や航空会社は対応を強化していますが、今後も同様の事態が発生する可能性があります。

事前の情報収集や、代替手段の確保がますます重要になっています。