イオンモール徳島で食中毒。とんかつ店「かつ楽」で発生｜ノロウイルス検出で営業停止処分

徳島市の大型商業施設「イオンモール徳島」内にあるとんかつ店「かつ楽」で食中毒が発生しました。

2月8日に食事をした8人が嘔吐や下痢などの症状を訴え、一部の患者と調理担当者からノロウイルスが検出されたことが判明。

徳島県はこの店を7日間の営業停止処分とし、来店者に体調不良の際は保健所へ連絡するよう呼びかけています。

イオンモール徳島の「かつ楽」で食中毒発生！原因はノロウイルス

徳島市の大型商業施設「イオンモール徳島」に入るとんかつ店「かつ楽」で、食中毒が発生しました。

2月8日にこの店で食事をした8人が嘔吐や下痢、発熱などの症状を訴え、一時入院するケースもありました。

検査の結果、一部の患者と調理担当者からノロウイルスが検出され、徳島県は食中毒と断定。

これを受け、2月12日から7日間の営業停止処分が下されました。

発症者は8人、共通点は「かつ楽」の食事

2月10日、県内の医療機関から「食中毒のような症状で受診した患者がいる」と保健所へ連絡がありました。

調査の結果、2月8日に「かつ楽」でとんかつやエビフライなどを食べた8人が同じ症状を訴えていることが判明しました。

発症者はすべて20代の男性で、一時入院した人もいましたが、現在は全員回復に向かっています。

ノロウイルスが患者と調理担当者から検出

発症した8人のうち、5人からノロウイルスが検出されました。

さらに、調理を担当していた従業員1人からもノロウイルスが検出されており、県はこの店が原因と判断しました。

ノロウイルスは感染力が強く、二次感染のリスクもあるため、店舗の衛生管理が重要視されています。

徳島県の対応と営業停止処分の詳細

徳島県は、今回の食中毒を受けて「かつ楽」に7日間の営業停止処分を下しました。

また、2月8日にこの店を利用した人は約150人にのぼるため、体調に異変を感じた場合はすぐに保健所へ連絡するよう呼びかけています。

営業停止期間は2月12日から7日間

徳島県は、食品衛生法に基づき、「かつ楽」に対して2月12日から18日までの7日間の営業停止を命じました。

この期間中に店内の徹底的な消毒が行われ、営業再開には厳しい衛生基準をクリアする必要があります。

症状がある人は保健所へ連絡を

県は、2月8日にこの店で食事をした人で、嘔吐や下痢の症状がある場合は、保健所に連絡するよう呼びかけています。

食中毒の症状が出た場合、自己判断で放置せず、早めに医療機関を受診することが重要です。

ノロウイルス食中毒を防ぐために

ノロウイルスは冬場に流行しやすい食中毒原因ウイルスの一つで、感染力が非常に強いことが特徴です。

感染力が強いノロウイルスとは？

ノロウイルスは少量のウイルスでも感染し、食品や調理器具、手指などを介して広がります。

感染すると1～2日で嘔吐や下痢、発熱などの症状が現れ、特に高齢者や子どもは重症化しやすいとされています。

手洗いと食材の加熱が予防の鍵

ノロウイルス対策として、手洗いの徹底と食材の十分な加熱が重要です。

特に、85～90℃で90秒以上の加熱を行うことでウイルスを死滅させることができます。

まとめ｜徳島市の食中毒事件から学ぶべきこと

今回の食中毒事件は、調理従業員の衛生管理や店舗の感染対策の重要性を改めて示しました。

食事を提供する側は、手洗いや調理環境の消毒を徹底し、消費者も予防策を講じることが大切です。

今後も、衛生管理の意識を高め、安全な食生活を心がけましょう。